タコ釣り
タコ釣りはなんといっても12月です。半年分のタコ釣りをします。
大げさに聞こえるかもしれませんが本当です。瀬戸内海ではこの時期タコがよく釣れます。
そして、この時期のタコは「寒ダコ」として旬になります。
数釣りが出来るし良く太っているので言うこと無しです。
船釣りで一人一日で30キロくらい釣ります。数で30杯から40杯くらいだと思います。
中には2キロを超すものもいます。タコの多い年と少ない年とありますが平均的な量です。
目標は60キロにしていますから、12月に3回程度タコ釣りに出掛けます。
一年の内もう一回旬があります。6、7月の「梅雨ダコ 」です。
「麦藁タコ」とも言うらしいですが、地元では梅雨ダコと呼ばれます。
この時期のタコは秋の産卵を前に旺盛な捕食活動をします。
抱卵する9月頃には、タコは動かなくなり釣れなくなります。タコ自体も美味しくありません。
梅雨ダコは寒ダコと比べると小振りですが、柔らかく実においしいです。
この梅雨ダコを釣るまでの半年分を釣るのが12月のタコ釣りです。
保存方法は、いたって簡単です。釣ってきたタコをそのまま真空パックに詰めて冷凍します。
塩もみしたり内臓を取ったりゆでたりしません。
そのままで食べる時にぬめりをとり塩ゆでします。
旬を食することをモットーにしていますが、タコは別です。そのまま冷凍すると、
風味も味もほとんど変わらず美味しくいただけるからです。
それに味だけでなく栄養学的にも優れています。
タコにはタウリンの含有量がとびぬけて多く含まれています。
このタウリンは血圧を下げたり、心不全にも効果があります。
また、肝臓障害にも著しい効果があると医学書に載っています。
このため一年中、よくタコを食べます。タコはゆで方で美味しさが格段に違います。
ゆですぎても生すぎても旨みは出てきません。
芯にやっと火が通ったかどうかというタイミングでゆで上げるのがコツです。
塩加減は好きずきで決めます。経験が必要です。
タコのご先祖は貝であるそうです。
ですから、タコばかりは生き締めにせずになるべく生きたものを取って帰るようにしています。
アサリ貝を締めては持ち帰らないと同じです。アサリ貝の酒蒸しにしろ、バター焼きにしろ
焼きすぎても生でも旨くないのと理屈は同じです。
このあたりを参考にすると、旨いゆでダコが出来ます。
タコ仕掛けのテンヤは自分で作ります。用意するのはタコ用の掛けバリ大、オモリは30号から40号。
釣り具屋へいけば市販で手に入ります。幅3センチのモウソウ竹を一年寝かせ油抜きしたものを用意します。
道具はノコとハリガネ(太、細)、キリにペンチ。タコは竹の油分を嫌うと
漁師さんより教わりましたが、真偽のほどは分かりません。
エサを付ける部分は幅広く、掛けバリのほうは細く削って作るのが特徴です。22センチ程度の
厚みのある竹に仕掛けを載せていきます。シーズン前に20個くらい作っておきます。
エサは川ガニのツガニ(モズクガニ)を使います。
エサもちも良く甲羅の部分だけになってもタコはよくのります。
道糸には渋し糸の20号を使って手釣りします。潮の抵抗が少ない渋し糸のほうがいいです。
船の上から潮上にやや遠投し、底取りをしたらチョンチョン、チョンチョンと細かくさびいてやります。
疑似餌のカニにものるくらいですから、動くものを襲撃する習性が強いことをイメージして。
ルアーのイメージでタコにアピールするように動かせて釣ります。そうするとあたりが来ます。
海の底はゴロタ石や藻が生えているので、それぞれに手に伝わる感触は違いますが、
タコがのるとグーと重くなります。
藻に掛かったような感触があります。
5秒くらいそのままにしておいた後、思いっきりシャクり上げる。
藻であると軽くなりますが、タコだと重い。
一気に巻き上げます。船底にタコを着けると、へばりつき絶対に採れなくなるので注意して
取り込むようにします。歯が強いので噛まれないように注意が必要です。

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